FrontISTR FAQ
一般的な質問
FrontISTRとは何ですか?
FrontISTR(フロントアイスター)とは、WindowsやLinuxのPCクラスタはもとより、京などの超並列スパコンにも対応可能な、オープンソースの構造解析ソルバーです。
FrontISTRには、メッシュ作成ツールや、結果の可視化ツールも含まれていますか?
含まれていません。 メッシュ作成ツールや結果の可視化には別途対応したプリポストツールが必要です。
対応しているプリポストツールは何がありますか?
オープンソースのツールでは
などがあります。
FrontISTR Commons正会員限定で提供しているツールは
- Advance REVOCAP_PrePost for FrontISTR ※サポートはありません。
があります。
商用のソフトでは
などが対応しています。
FrontISTRはどこからダウンロード出来ますか?
FrontISTR研究会のDownloadからダウンロードしてください。
FrontISTRのライセンスは何ですか?
ライセンスはMITライセンスです。
FrontISTRのマニュアルは何処にありますか?
FrontISTR マニュアルを参照してください。
解析機能についての質問
6面体1次要素の定式化は、デフォルトで何が使用されますか?
デフォルトでは、6面体1次要素は
- 線形解析 非適合要素
- 非線形解析 B-bar要素(version 5.0a以前)
- 非線形解析 F-bar要素(version 5.0b以降)
直接法と反復法で、多点拘束(MPC)時の計算結果が違いますが、なぜですか?
SOLVER
によって、多点拘束条件の処理手法のデフォルトが変わります。
- 直接法(DIRECTmkl, MUMPS)を指定した場合、ペナルティ法
- 反復法(CG法、GMRES法等)を指定した場合、陽的自由度消去法
ペナルティ法は、10^{-4}以下の誤差が生じます。 陽的自由度消去法は、拘束条件が厳密に満足されるため誤差は生じません。ただし、ペナルティ法に比べ計算負荷が高くなります。
MPCMETHOD
パラメータで変更することができます(※MPC-CG方法メンテナンスされていないため非推奨) 。
ソルバー制御データ 6-1 !SOLVER 参照
ビルド時のトラブル
gfortran をアップデートしたらコンパイルエラーが出てビルドが完了しない
gfortran を 10以降にアップデートするとコンパイルエラーが発生することがあります。gfortranのコンパイルフラグに -fallow-argument-mismatch
を追加すると、コンパイルが出来るようになることがあります。